睡眠時間を削って勉強する学生やビジネスマンの人がたくさんいます。
睡眠時間を削ることは、健康を害するだけでなく記憶にとっても逆効果になるということが、最新の脳科学の研究で明らかになっています。
米国の精神医学者ステックゴールド氏は、なにか新しい知識や技法を身につけるためには、覚えたその日に6時間以上眠ることが欠かせないという研究結果を発表しています。
徹夜して詰め込んだ記憶は、すぐに消えてしまうのです。
記憶は、眠ることによって整理され、強化、定着します。
夢
私たちは、眠っているときに夢を見ます。
中には、夢を見ないという人もいるかもしれませんが、それは夢の内容を覚えていないだけです。
レム睡眠の間に、夢を見ない人はいないそうです。
忘れてしまう理由は、夢をいつまでも覚えていると現実と混同してしまうから。
最新の脳科学では、「夢は記憶の再生」だと考えられています。
夢の内容に非現実的なものが含まれるのは、脳の中ですでに記憶されている情報と新しい情報とがランダムにつなぎあわされるから。
この作業の中で、情報の整理と記憶の強化が行われます。
外から余計な情報が入ってこない睡眠中だからこそ、脳がこの作業を行えるのです。
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